2017年 08月 15日 ( 3 )
突然の居候

2週間ほど前、ふと、風呂場の天井を見上げたら

広範囲に水漏れのシミを発見。

上の階の住人さん、オーバーフローを起こしたのだろう。

しかし、何も知らせないのはひどい。


b0087085_20271123.jpg

乾燥機登場。


管理会社に連絡をして、天井の状態を調べてもらったところ

通常よりもかなりの水分を抱えた状態で、漏電などの心配もあるので

早急に乾燥の処置をとったほうが良いとのことで、

乾燥機が風呂場に持ち込まれた。


1週間、乾燥機を運転し続けなければならないのだが、

私は木曜日から家を不在にする。


不在でも構わないので、8月末まで乾燥機を動かしたままにしてください。

というのだが、24時間たった時点で、お風呂場はボイラー室のような熱気で、

木製の扉は軽く熱を持っている。


火事は起きないし、爆発することもないから、大丈夫!という。


木材の低温発火と呼ばれる現象は100度を超えると起こり、

状況によってはそれより低い温度でも起こりうるとのこと。


10日間の不在中に、機械の状態確認、部屋の状態を確認できないまま

熱を持った機械を回し続けるのは、とても危険で、何かあった時の責任を取ることができない。


相手さんの提案は、どこか無責任で適当に感じるので

ここはスイッチをオフにして旅に出ようと思う。



ドイツで暮らして感じたのは、周囲の言葉はとても適当で無責任。

何か問題が起きた時、自身に非があっても、自身の正当性を主張する発言しかしない

というのがこちらでの常識に感じる。


自分の身を守るのは自分自身しかないので、

安易な提案について相手がいったから大丈夫と思ったではなく、

万が一のことが起きた時に自分で責任を取ることができるのかを考えて

行動をしないといけない。


他人を信用するというところからスタートではなく、

他人を疑い、自分の判断を信じて行動するというのがこの国での生活では求められる。



私のアパートは分譲で購入した独立したオーナーたちがそれぞれ部屋を持っている。

おそらく私の部屋と階上の管理会社は別なのだろう。

上にはクレームをつけることなく、天井を乾燥させるという処置で

問題を解決しようとしているように思える。


補償は管理会社で私の負担ではないので関係はないのだけれど、

このやり方がドイツ的に常識的なやり方なのかどうかは

知識として知っておきたいのでちょっと調べておこうと思う。





哀れな天井…

この5年間、とてもきれいに部屋を使っていたのに。。。


風呂場の扉をあけっぱなしにするとだんだんと部屋が暖かくなり、

お風呂場に関してはサウナ状態。

洗濯物が早く乾いてくれるのはいいことだ。


なんとなく自宅での調子が狂わされて、ムカッと来るのだが、

お風呂場に入る度、頑張って乾燥作業をしてくれている

乾燥機君をみると、なんだか愛着がわき、頑張って乾かせよ!と思ってしまう














by alhaut | 2017-08-15 20:28
個人的に思うこと

Birishi Lion Osnabrück(オスナブリュック)での一夜は本当に楽しかった。


b0087085_20002268.jpg

(写真はライブ後。ギターテックの方と友人たち。)

いろいろとブログに日記代わりにアップしたいのだけど、うまく言葉がまとまらない。


写真をアップだけして更新という
私の得意技もあるのだけど、
それはタトゥーアーティストとしての私を知る人、
私のタトゥー作品を待っている方にのみ通用するもの。

ショーのレポートとしてブログにするなら、
見知らぬ人がちゃんと読めるような形にして
アップしたいので、もう少し時間をかけてちゃんとまとめてアップしようと思う。


8/12-13 オスナブリュック。

b0087085_20004114.jpg

オスナブリュック中央駅。

ドイツ、ニーダーザクセン州に位置する同州の代表的な都市。


同州では第三の大都市で16万強の人口だそうだが、

駅前とそのそばのライブハウスしか知らない私たちからすると、

「何もない…」

「This city is dead」

そんな言葉がでるほど静か。

駅周辺は、カジノ、風俗店、若者の集うクラブが点在し、ガラは悪くはないけど一応盛り場という印象。

コンサートがなければ、一生来ることがなさそうな田舎の町に思えた。


ひと駅向こうの「アルトシュタッド(オールドシティ)」に行けば、歴史のある街並み、建造物を

観光できるそうだけど、

翌日、日曜日は時間不足。

夜中3時すぎにホテルに戻っては、早起き観光は無理だった。


朝食が評判のホテルだったのでゆっくり朝食をとり、

ベルリン行きの鉄道に乗り込んだ。



b0087085_20010004.jpg

駅ホームで楽しかった昨夜の余韻ひたっていたら、

ふとこんな言葉が浮かんできた。


自分探しは止める。

日々、一瞬、一瞬の行動の結果が

自分の生きた証。

自分が何者であるか考え自分探しをする暇があるなら今を生きるべし。


自分が何者であるかを知りたいという思いを

長年持っていたけど、未だにわからないまま。


でも、自分探しをするそんな年代は終わってしまったようにも思う。

年齢的にも、そんなことをいってる時間がもはやない。

日々何をやったのかを確認していくことのほうが大事だ。


一流のミュージシャン、一流の裏方さんたち

大勢の人のそれぞれの最善を尽くす姿によって、

アートとも呼べる素晴らしいショーを見ることができた。


(スティーブ・ハリスという世界的ミュージシャンを見てこう感じる私は、

とてもスケールが小さいのだけど、スティーブだけじゃなく

全員が本当に一流の人たちの集まりだった。)


ショーの時間のために積み上げられた

見えない努力の時間とはどれほどのものだろうか。

そういうことに思いを馳せると、

日々の一分一秒がどれだけ大切なもので、

その時間を生きる責任を負うのは他人や出来事ではなく、

自分自身だけなのだという考えにつながっていった。


楽しい時間だったけど、私にはとても意味のある時間になった。




by alhaut | 2017-08-15 20:01
ベルリンデイオフ、居場所のことを考える
2日間のベルリン、デイオフ。
ゲストワークで、他都市での仕事が
メインなのでベルリンではほとんど仕事をいれていない。

ここでは生活するために必要な事務手続きなどのチェック、
家事、個人的なことに時間を費やしている。

一か月中、3週間がゲストワーク、
一週間がベルリンというのが今のライフスタイル。

基本的に旅が好きなので繰り返しの移動は
全く苦にならず、
他都市での仕事はとても充実している。

引っ越せば良いじゃないかと
言われそうだけど、
ベルリンでの生活がとても肌にあうので
決心ができない。



ベルリンはドイツの首都でありながら、
四角四面の融通の効かない頑固なドイツ人気質というものがない。
(あるのはあるけど、全くもってマシである)

その上、多国籍なのでオープンマインド。
まるでドイツの国とは思えない雰囲気は
他の地域では絶対に感じることができない
居心地の良さである。

私のメインの仕事場はケルン。
毎月二週間はそこで仕事をするので、
アパートを探せば良いのだが、
街の中心部の住居は家賃が高く、
その上、部屋の倍率が高いので、
なかなかアパートを手に入れることができない。

(仕事場に徒歩5分がベストなので、
そういう物件は一応チェックはしているが、
まぁ来年からで良いかと本腰いれず。)


二週間の生活は、ホテル代のほうが安くついてしまうという状態だ。

ホテルについては、
長期滞在による値引き交渉をしたので、
リーズナブルな価格にしてもらっている。
メッセの時期以外はホテル(メッセは繁忙期なので値引き料金が適応外)、
メッセ時期はタトゥースタジオとタイアップしている旅行者用アパートを利用している。

ケルンで開催されるメッセ(数日続く見本市や会合)などイベントの時期は、通常ホテルもアパートも部屋代が二倍以上に高騰するのだか、
このアパートは、タトゥーショップが借りる場合のみ固定料金を適応してくれるので、
メッセ時期はアパートを利用して、ゲストワークをしている。

不特定多数が利用するアパートよりも、
清掃が常に行き届き、不特定多数の気配を完全になくしたホテルのほうを利用したい性格なので、似たような価格で少し高くつくだけならホテルをできるだけ利用するようにしている。


ゲストワーク旅を続けて二年ほど。
今年はケルンが固定の場所になったので
旅の段取りはとても楽になった。


先日、British Lionに一緒に行ったオーナーから

「ベルリンが住みやすいとか、グズグズしないでケルンに移住しなよ!(ライブもいっぱいあるよ)」

お酒を飲んで、ライブでロックンロールだったというのもあるけど、そういう一言が飛んできた。

でも、やっぱり、まだ決めることができない。

私の人生の目的は、タトゥーを彫ること。
毎日タトゥーを彫れたら幸せ。というもの。

変わった考え方かもしれないが、
自分の居場所というものが、
自分の心の中にあるのならば、どこにいても
どんな環境でもいつも同じ状態で仕事をできるように自分を対応させたい。


そうやってきた(つもり)なので

特別ひとつのところに居場所を決めなくてもいいだろうと考えている(今のところ)


ゲストワーク生活が長くなりすぎたせいで、
安住、安定、固定の場所にこだわりがなくなってしまった。

それで、今、これからどこかひとつの場所に落ち着くという考えが持てなくなっている。

安住の場所探し以外に、
別の目標が心にあるので、生活拠点の大移動という案件に時間が裂けないというのもあるのだが…

日本ではタトゥー彫師という職業について
奇異な見方が大多数であろうが、
タトゥーは立派な技術職である。

タトゥーという仕事を選び生きている私は、
手に職を持っているので、ドイツで独立して
地に足をつけて生きることができている。

私の就労ビザには職業はタトゥーアーティストと明記され、社会的に認められた職業である。

この仕事で人生を生きることができて本当に良かったと思っている。



椋妃(Ryoki)

※現在、日本ではなくドイツでタトゥーの仕事をしています。
====================================
ウェブ: http://ryokitattoo.com/
フェイスブック: https://www.facebook.com/ryokitattoo/
インスタグラム: https://www.instagram.com/ryoki_tattoo
====================================


by alhaut | 2017-08-15 00:36



ドイツで活動中の大阪出身の女性彫師椋妃(Ryoki)です。 2001年から2011年まで、大阪心斎橋のアメリカ村で タトゥーショップを経営していました。ドイツでのタトゥー仕事、日々の出来事を記します。
by alhaut
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
カテゴリ
Tattoo(タトゥー作品)
In progress タトゥー途中経過
タトゥーを彫る人、日常
ドイツでの日々
Tattoo Journeyタトゥー旅
タトゥーを彫るまでの流れ
Tattoo convention
(Brazil)ブラジルタトゥー旅
Diary(日々の出来事)
Edu(ALMAH/)タトゥー
Events(イベント)
デッサン
Painting
お客様へお知らせ
旅の道中、車窓
以前の記事
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 04月
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧